読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

オタクとしての自分史その8

その他

 さて、またもずいぶん間が空きましたが。再びサイト管理に疲れたぼくが、なぜまたもや日記を書き公開し始めたのか。しかもはてなで、についての話です。

 

 はてなは怖いところだから無闇に近づかないようにする、というのが以前から変わらぬぼくの姿勢なのですが、その「近づかない」の中身を並べてみると、

 ・はてなで日記を書かない

 ・はてなの怖い人達に直接語りかけない

 ・はてなのめんどくさい話題に言及しない

てな具合でした。後ろの2つは結局のところ、ぼく自身の趣味生活に影響しないと思われる対象に、その時その場の興味や勢いで関わりを持とうとしないようにする、ということです。旧日記を読み返すとけっこう各所に対して能動的に語りかけてもいるんですけど、その大部分はぼくの好きな作品をめぐる議論やオタク趣味全般に関わる話題について、ぼくなりの考えを示そうとするものでした。内弁慶のハリネズミなオタクなので、「自分の住処にちょっかいだされた」と(勝手に)感じないかぎり、遠くから見物するだけで済ませていたのです。

 しかし、それにもかかわらず、ぼくは2009年の時点ではてなのIDを取得していました。なぜか。別段はてな村に加わろうなどと血迷ったわけではありませんで、ついったー上で見かけたとある方の行動を見てつい衝動的に反応しただけなのです。つまり、むらしっとさんの「このエントリが1000ブクマいったらぼくの肛門をアップします。」ブックマークするという、ただそれだけのためにはてな登録したのであり、まぁこれはこれで血迷った結果と言えますが。

 ただし、その後もぼくはブックマーク機能だけをわずかに利用するに留まり、ブログまで開くつもりはありませんでした。そもそも当時は旧日記がまだ更新可能だったので、新たな日記の場など必要なかったのですね。

 そうして2012年以降、ぼくはほぼついったー上だけの、あるいはそこでさえも不活発なネット人格となっていきます。加齢だの体調不良だの実生活や仕事の面倒だの、なんかもう色々しんどかったのですが、そんな時期の支えとなった作品がこちら。

 

・2012年:『ガールズ&パンツァー』(アニメ)『スマイルプリキュア!

     『ニンジャスレイヤー』(twitter小説、翻訳連載開始は2010年)

・2013年:『ドキドキ!プリキュア』『ガンダムビルドファイターズ』

・2014年:『ハピネスチャージプリキュア!

     『ヤマノススメ』(放送は2013年)『ヤマノススメセカンドシーズン』

・2015年:『アイドルマスター シンデレラガールズ』『Go!プリンセスプリキュア

 

 傾向としては以前と変わらず、ついったーで感想を呟く日々を送っていました。短文をいくつか続ければそれなりの文章量になるので、その場で感じたことや再視聴時に気づいたことを記す程度であればたいてい間に合いますし、ネットご近所からの反応も得られます。自分の億劫さ加減とバランスをとるなら、もうこれでいいかな、と思ってた次第。

 

 ところが、どういうことなのか自分でもよく分からないんですが、なんか長文を書きたくなってきたのですね。もしかすると、ついったーの短文では書ききれないので表現せずにおいたものが、脳内に貯めこまれて処理しきれなくなったのかもしれません。あるいはたんに、ときどき長文を書かないと気がすまないタイプの人間だったというだけもしれません。

 ともかくも、ちょうどそこに長文を書きたくなる作品が登場したことで、ぼくは「また日記書こうかな」と重い腰を上げることになりました。その作品とは、OVAガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』。ガルパンにはしんどい時期ずいぶん助けてもらえたのですけど、このOVAを購入・視聴したときに、ああアンチョビかわいいな、ああペパロニの「姐さーん! アンチョビ姐さーん!」に泣けてくるな、などとあれこれ溢れてきまして。ついったーでも感想をたくさん呟いたんですが、まとめて書かないとこの気持ちの収まりがつかないんじゃないか、という状態にだんだん及んだのです。

 それじゃ久々に、と思って旧日記を立ち上げようとしたら更新できない。あれ? もうどうにも? それじゃ……ええと……いちばん手間かけずに書き始められるブログは……すでに登録済みのはてなだね、うん。

 そんな適当な流れで開設したこのブログ、とりあえず最初にガルパンOVA感想を書き、続けてテレビ本編の各出場校についてどばっと記し、あとはその勢いの余力で他の好きな作品について数回更新した結果、「ふぅ」と満足しちゃいました。日記を毎日綴るだけのコンスタントな活力はもう湧き上がらず、間欠泉のように噴きだした時だけ更新する、という塩梅。いまのぼくにとっては、それが最も気楽に付き合えるサイト管理のやり方なのでしょう。

 

 もっとも、そうは言いながら一方では、ブログどころでない長文を再び書き始めてもいますけど。ガルパン感想で火が点いたのか、各強豪校についての格段にねちっこい考察をすでに3つ(聖グロサンダースアンツィオ)本サイトの方に公開しましたし、ただいまはプラウダ高校考察にちまちま手をつけています。なんか、あの頃に戻ったかのような気分ですね。

 いや、そうでもないか。あの頃であれば、すべての対戦校と大洗女子について1本ずつ、最初の感想公開から半年以内に書き上げちゃってておかしくない。ここにもまた活力の減退を見て取れます。アニマスの時も、最初の1本を書いたところで力尽きてましたしね……。あの作品はぼくなどがわざわざ考察するまでもなかったこともありますが(やよいおり考察だけは構想してました)。その意味ではガルパンも上質の作品なので、考察させる負の力(批判的な世評への反発心)はとても小さいのです。

 衰えを感じるといえば、テキストに込める想いの強さというか密度というか、そういうものもだいぶ参ってきたのかな、と思います。ついったーに馴染みすぎたために長文のリズムを忘れかけている、という影響もあるかもしれません。聖グロ考察完成目前で「あれ? 結論に至ったのに、作品や登場人物への愛が足りない……」と気づいて焦り、かつての自分のさまを思い出すために考察テキストを読み返す、なんてこともやってまして。

 例えば「兄の罪とその赦し ~『ONE』と『シスター・プリンセス』~」などは、ぼくの情念がその地味な考察スタイルに最も強く刻印されたテキストのひとつで、いま読んでも「書きたかったものが書けた」し「これ以上は書けない」と思えます。その機会を与えてくださったthen-dさん、今更ですけど、ほんとうにありがとうございました。

 

 そんなこんなでとりあえずは、いまのぼくがやりたいことをやれる範囲で、ブログも考察なども手をつけていきたいと思います。作業途中で止まってるものも少なくないし、そのへんも勢いが生まれたら完成させたい所存。と書いたところでまったく信用なりませんけど、今後ともよろしくお願いします。