2018-01-01から1年間の記事一覧

開店休業ではありますが

こちらを読んでつらつらと。 ertedsfdsddty.hatenablog.com インターネット上の「本業」という感覚、ぼくもかなり強く持ってます。以前も何度か書いた覚えがありますが、自サイト(このブログではなく)を開こうとした16年ほど前に、メインコンテンツ(閲覧…

時代論を語れるほどの距離を、好きな作品に対してとれない

最近、『涼宮ハルヒ』シリーズの何が新しかったのかとか、時代の変化をどのように表現していたのかとか、話題となっていましたが。 以前にも記したとおり、ぼくは作品を用いた批評や時代論というものに好んで触れることはありません。読まないのは読まず嫌い…

『モディリアーニにお願い』感想

購入して読んだのは昨年ですが、相澤いくえ『モディリアーニにお願い』(小学館 ビッグコミックス 現在2巻まで)がとてもよかったので感想。以下、長文ネタバレです。 漫画家と編集者のあれこれがネットで何度目かの話題となっていたとき、その流れで作者ご…

『りゅうおうのおしごと!』第3巻メモ

最後となります単行本メモ第3巻分。以下ネタバレです。 p.14 「ひたすら走った」、若き日の森内九段がポカで敗れたときに千駄ヶ谷から横浜まで走って帰った(参照)。 p.16 山刀伐八段、複数の棋士の要素を合体させてる? (1)深浦九段、研究家のトッププロ…

『りゅうおうのおしごと!』第3巻感想と、続巻を購読しないことについて

白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫)第3巻の感想と、今後この作品の続巻を購読しないことの確認です。以下ネタバレ。 退会に最も近い位置にいる桂香を中心にして、こんな過酷な勝負の世界なのにそれでも登場人物たちが将棋に打ちこむのは何故なの…

『りゅうおうのおしごと!』第2巻メモ

というわけで第1巻メモに引き続き、第2巻メモです。こちらで書いた感想に盛り込んだ分は、今回繰り返しません。 p.9 「隣にちょこんと座って」、あいは八一とぴったりくっついてても詰将棋に集中できる。天衣はそうではない可能性大(p.155)。 p.19 「何故…

『りゅうおうのおしごと!』第2巻感想と「感想戦」感想

白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫)第2巻の感想、と「感想戦」の感想です。以下ネタバレ。 第1巻感想の末尾で、あいが対局時に盤面しか見つめていないことを指摘しましたが、まさしくその点でも対照的なライバルが登場しました。天衣。読み方は…

『りゅうおうのおしごと!』第1巻メモ

『りゅうおうのおしごと!』第1巻についての色々メモ。記憶で書いてる部分には誤りがあり得ます。実在棋士の段位・タイトルはこの文章執筆時点のものです。 (追記:いちばん大事なこと書き忘れてた。内弟子で姉弟弟子といえば、故米長九段の家に住み込みで…

『りゅうおうのおしごと!』第1巻感想

白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫)第1巻の感想です。以下ネタバレ。 こないだアニメ版が終了した本作品ですが、ぼくは全話録画しておきながらも加齢による気力減退によりいっこうに再生せずにいました。それがつい先日、容量が限界に近づいてる…