『りゅうおうのおしごと!』第3巻メモ

最後となります単行本メモ第3巻分。以下ネタバレです。 p.14 「ひたすら走った」、若き日の森内九段がポカで敗れたときに千駄ヶ谷から横浜まで走って帰った(参照)。 p.16 山刀伐八段、複数の棋士の要素を合体させてる? (1)深浦九段、研究家のトッププロ…

『りゅうおうのおしごと!』第3巻感想と、続巻を購読しないことについて

白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫)第3巻の感想と、今後この作品の続巻を購読しないことの確認です。以下ネタバレ。 退会に最も近い位置にいる桂香を中心にして、こんな過酷な勝負の世界なのにそれでも登場人物たちが将棋に打ちこむのは何故なの…

『りゅうおうのおしごと!』第2巻メモ

というわけで第1巻メモに引き続き、第2巻メモです。こちらで書いた感想に盛り込んだ分は、今回繰り返しません。 p.9 「隣にちょこんと座って」、あいは八一とぴったりくっついてても詰将棋に集中できる。天衣はそうではない可能性大(p.155)。 p.19 「何故…

『りゅうおうのおしごと!』第2巻感想と「感想戦」感想

白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫)第2巻の感想、と「感想戦」の感想です。以下ネタバレ。 第1巻感想の末尾で、あいが対局時に盤面しか見つめていないことを指摘しましたが、まさしくその点でも対照的なライバルが登場しました。天衣。読み方は…

『りゅうおうのおしごと!』第1巻メモ

『りゅうおうのおしごと!』第1巻についての色々メモ。記憶で書いてる部分には誤りがあり得ます。実在棋士の段位・タイトルはこの文章執筆時点のものです。 (追記:いちばん大事なこと書き忘れてた。内弟子で姉弟弟子といえば、故米長九段の家に住み込みで…

『りゅうおうのおしごと!』第1巻感想

白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫)第1巻の感想です。以下ネタバレ。 こないだアニメ版が終了した本作品ですが、ぼくは全話録画しておきながらも加齢による気力減退によりいっこうに再生せずにいました。それがつい先日、容量が限界に近づいてる…

べびプリ麗考察を9年近くぶりに公開しました

昨24日の『Baby Princess』(べびプリ)10周年記念には間に合わなかったのですが。九女の麗に焦点を当てた考察「間に合わない妹、間に合う長男 ~きょうだい関係にみるべびプリの可能性~」を公開しました。 このテキストは最近書き上げたものではなく、クイ…

アニメ版シスプリ再放送で初心に帰る

昨年末から今年の秋にかけて、『アニメ シスター・プリンセス』と『アニメ シスター・プリンセスRe Pure』が再放送されていまして。その期間ぼくは、これも昨年発売された両作品Blue-Rayソフトを放送時間にあわせて再生し、Twitterで視聴実況しておりました…

ガルパン最終章第1話感想

ようやく第1話を映画館で観てこれました。以下ネタバレ感想です。 まず、45分にあれだけの新キャラを盛り込んで全員きっちり印象づけるあたり、さすがだと思いました。短い放映時間ながらじつに濃厚で、しかしだからこそもう少し長めの映画として鑑賞したか…

自戒として

昨年秋からしばらく、将棋棋士が将棋ソフトを用いた不正行為を行っているのではないかという疑惑が、さまざまに取沙汰されました。これについては日本将棋連盟公式サイトにも第三者調査委員会の調査報告書(概要版pdf)が掲載されているとおり、疑うに足る根…

劇場版ガルパンのペパロニが「姐さん」と呼ばないわけを想像してみるの巻

ガルパン考察のうちアンツィオ編については、読者の方々から「ペパロニのとこで泣いてしまう」という感想をよく頂戴します。お読みくださりありがとうございます、ぜひあのOVAを再視聴のうえペパロニの「アンチョビ姐さん、あぁうちの隊長なんだけどもう喜ん…

「面白さ」に向き合って

「面白さ」の覇権争いといったものが、ちょいと話題になってましたが。 先日ぼくが記した「同調圧力」への対応も、つまるところ自分が好きな作品をめぐる解釈・受容態度についての衝突と言えます。この作品は、こう受け止めたほうが面白い、少なくとも自分に…

「ガルパンはいいぞ」に対する個人的態度

「ガルパンはいいぞ」は同調圧力かどうかについて、ぼくの経験のみに基いて述べます。 劇場版公開後、あちこちでこの一言感想を目撃しました。「あちこちで」というのは、例えばぼくがついったーでフォローしている方々がご自身で呟いたとか、日参してるサイ…

ガルパン考察関連で読んだ本(追記あり)

(追記20160623:それぞれの本にコメントをつけました。) 黒森峰考察に向けて作品内描写や台詞の書き起こしなどを進めてるわけですが。 これまで公開してきたガルパン考察では元作品を基盤としながら、各校がモチーフとしている国々の軍事のみならず政治・…

ガルパン戦車道における危機的状況と搭乗員の安全について

ガルパン考察シリーズはようやく対戦校ラストの黒森峰篇に着手しかけたところですが、黒森峰ならびにこれと分かちがたく結びついている西住流について述べるさい、どうしても正面から向き合わねばならない問題があります。それは、みほが実家と黒森峰を出る…

考察コンテンツの基礎づくり・その2「ぶつけよう」

考察コンテンツをこしらえるための基礎作業について、今日は後半部です。 なお、ここでの「考察」とは、「自分の好きな作品の内容をもとにした、その作品をより深く・楽しく享受するための解釈・分析作業」としておきます。作品をとりまく社会状況や製作者側…

考察コンテンツの基礎づくり・その1「数えよう」

「こういうコンテンツが読みたい」という文章を書く気はないし、「自分はこういうつもりでコンテンツ作ってる」というのはすでに書いたので、久々に「自分がコンテンツを作るときのやり方」について書いてみるの巻。ただし考察限定です。 ぼくの考察の作り方…

自作コンテンツの評価を検索結果にみてみる

サイト・ブログでのお金稼ぎなどをやらない理由については、以前書きましたが。 kurubushianyo.hatenadiary.jp kurubushianyo.hatenadiary.jp 自分の好きな作品について全力こめた考察などのコンテンツを、どれくらい読んでいただけてるのかについては、やは…

考察紹介のお礼

『駄文にゅうす』様(5/11)、プラウダ考察を紹介いただきありがとうございました。 こうしてお礼を書くのはアニメ版シスプリ考察の頃を思い出してなんか懐かしい……。いや、『駄文にゅうす』様にはガルパン考察も聖グロ篇からずっと紹介いただいてるわけでし…

ガルパンプラウダ考察を公開しました

というわけで、「アニメ『ガールズ&パンツァー』にみる後継者育成と戦車道の諸相・その4 ~プラウダ高校篇~」を公開しました。元となった日記はこちらですが、相変わらずほとんど原形をとどめていません。前回アンツィオ考察からほぼ1年ぶりという、ずい…

「探していた風景」を三たび聴く

fhánaの佐藤純一さん作曲によるTVアニメ『長門有希ちゃんの消失』キャラクターソング「探していた風景」(畑亜貴作詞・酒井陽一編曲、『Character Song Series "in Love" case1 Nagato Yuki』 Lantis 2015年 に収録)を聴きました。また、この曲を聴くのとあ…

ここからは、ぼくたちの手で

小山田いく先生逝去との報、3月25日に。ああ。ああああ。 小山田作品にぼくが初めて出会ったのは、記憶のかぎりでは読み切り漫画『12月の唯』です。これは週刊少年チャンピオンの新人まんが賞に応募・佳作入選された作品だったそうです。この雑誌でぼくが馴…

地味にコンテンツを作り続けることの幸せ

最近話題となっていたメディアクリエイターなるものについて。ウェブでコンテンツを作りたいとか、コンテンツが主役とかいう言葉を読むと、いったいどんなコンテンツを作ってくれるんだろう、と想像したくなります。コンテンツというのは、定義としては「意…

ガルパン劇場版の感想

劇場版『ガールズ&パンツァー』を年末に観てきました。以下ネタバレです。 あちこちで流行ってたように、とりあえず「ガルパンはいいぞ」と言える内容ではありました。いつもの賑やかで可憐な少女たち、そして画面狭しと活躍する戦車の勇姿。あっという間の…

サイト・ブログを用いた現金収入を目指さない個人的理由

先日、ブログやサイト運営による現金収入を公言することについて話題になってました。他所様の方針に対しては、ぼくは単純に「気になるようなら近づかない」というだけの話ですので、ここでは自分自身がどのような方針をとってきたかについて記します。 元サ…

オタクとしての自分史その8

さて、またもずいぶん間が空きましたが。再びサイト管理に疲れたぼくが、なぜまたもや日記を書き公開し始めたのか。しかもはてなで、についての話です。 はてなは怖いところだから無闇に近づかないようにする、というのが以前から変わらぬぼくの姿勢なのです…

ガルパンアンツィオ考察を公開しました

こちらでお伝えしてませんでしたが、6月10日に「アニメ『ガールズ&パンツァー』における後継者育成と戦車道の諸相・その3 ~アンツィオ高校篇~」を公開しました。いやぁサンダース以上に時間がかかりました。よろしければご笑覧ください。以前のOVA感想を…

ガルパンサンダース考察を公開しました

オタ自分史が途中で止まったままですが。 「アニメ『ガールズ&パンツァー』にみる後継者育成と戦車道の諸相・その2 ~サンダース大学付属高校篇~」を公開しました。年明けあたりに書き上がるはずだったんですが、ずいぶん時間がかかったうえに文章も増量…

オタクとしての自分史その7

アニメ版シスプリとの出会いをきっかけに、オタクとしての自分のあり方を組み立て直せたにもかかわらず、逆にそこで獲得した立ち位置を守るために迷走しだして疲れてしまった2008年半ばまでのぼく。このときの日記中断は、しかし年末までに終わりを告げまし…

オタクとしての自分史その6

ぼくにとって2002年はアニメ版シスプリ考察の年、続く2003年は同じくリピュア考察の年でした。さらにこの時期、シスプリファンダムによる独自のシスプリ継承企画「シスター・プリンセス・メーカー」に横ちょから関わらせていただいたり、シスプリのパロディ…